はじめに
相続という言葉は聞いたことがあっても、「実際にはどんな手続きなのか」「自分にも関係があるのか」と言われると、よくわからない…という方も多いのではないでしょうか。
実は相続は、年齢や立場に関係なく、誰にでも起こりうる大切な法律手続きです。
本日は、相続の基本的な仕組みと考え方について、はじめての方にもわかりやすくお伝えしたいと思います。
相続とは、「財産と責任の引き継ぎ」
相続とは、亡くなった方(被相続人)の「財産」や「権利・義務」を、遺された家族など(相続人)が引き継ぐことをいいます。
引き継がれるのは、預金や不動産などのプラスの財産だけではありません。
借金や連帯保証など、マイナスの財産も相続の対象となるのが特徴です。
つまり相続は、「財産をもらえる制度」ではなく、「責任も含めて受け継ぐ制度」なのです。
相続の流れと最初に知っておくべきこと
相続が発生したあと、一般的には次のようなステップを踏みます。
- 相続人の確認(戸籍の調査)
- 財産の調査(プラスもマイナスも)
- 相続放棄をするかどうかの判断(3か月以内)
- 遺産分割協議(家族で財産の分け方を話し合う)
- 名義変更や各種手続き
最初に「相続人って誰?」という基本を知っておくことが、スムーズな対応への第一歩になります。
まとめ
相続は突然始まることもあります。
だからこそ、「自分にはまだ早い」と思わずに、今のうちから少しずつ基本を知っておくことが将来の安心につながります。
このブログでは、これからも相続にまつわるテーマを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
次回は、「遺言の大切さ~想いを確実に伝えるために」についてお話しします。
相続を“争続”にしないために、遺言がどんな役割を果たすのか、一緒に考えてみましょう。
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